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Author:ez
かけだしSEの読書録。
といいつつ、仕事に全く関係ない本も書いていきます。
いや、繋がるから。いつか。

仕事で英語が必要になってしまった。。。
そんなわけで、英語の本、読んでいきます。

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すべてがFになる THE PERFECT INSIDER
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)
(1998/12)
森 博嗣
★★★★☆

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ここまで「天才」を描けている作品は、そうないだろう。
一人の「天才」だけじゃなく、様々な「天才」のパターンがいて、
その書き分けがすごい。


コンピューター型で、総当り的に命題を解くタイプの天才。
彼女は、あらゆる瞬間に寸分違わぬプロセスで命題を解く。

ひらめき型の天才。
オリジナルなルールで、オリジナルなプロセスを通って命題を解く。

そして、
すべてを超越した感じの、「真性」の天才。
あらゆる疑問が、「まあ、彼女は天才だから。」でカタがつくレベル。

そんな3人を中心としたキャラクター達の会話や、考え方が魅力的な作品です。


僕も、「理系」「芸術系」という、浮世離れした2つの世界が融合した変な大学に6年も在籍していたことがあるので、
この小説に出てくる特有の思考回路を持った人たちをリアルに感じることができた。

これまでも、いくつか「理系小説」なんて言われてる作品を読んだことがあったが、
この作品は、それらのマニアックさを残しつつ、
ミステリーとしても完成度の高い作品だった。

「犯人はだれか?」
「トリックは何だ?」
っていう謎も、ちゃんと提示し解決を目指すのだが、
物語の最終的な主題が
「動機」に絞られている点がすごい。
そして、その「動機」として、
一人の「天才」の持つ「天才」が故の動機が浮かび上がる。
それを、天才じゃない読者にも「理解」とまではいかないまでも、
説得力を感じるくらいは出来るレベルに噛み砕いてくれているのがすごい。
「天才ってかっこいい!」
そう思わせてくれる。

これまでの「理系小説」と呼ばれる作品にも、例外なく「天才」が登場していたが、
どうも、わかりにくい「天才」が多かったが、
この作品の「天才」たちは、ちゃんと「天才」で、そこが素晴らしい。

そして、タイトルにもある「F」の意味。
去年、新人研修で習いました!
これは、「一端のSEになるための読書録」という本ブログのコンセプトに非常に合致したミステリー。

そんな訳で、本ブログ的にイチオシです!
│└ ミステリー・・・・・・・・ | 2008/09/15(月) 23:22 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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